第673回社会保険研究会

演 題:後発医薬品の安定供給について
講 師:厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課長 
    安藤 公一 氏
と き:5月13日(土)午後2時30分~4時
ところ:京都府保険医協会 会議室(会場定員20人・先着順)
             WEB併用(WEB参加は人数制限なし)
※講師は協会会議室でご講演の予定です。
 会場参加の定員はまだ空きがあります。

保険医協会から、講師のご紹介
 2021年から、複数の後発医薬品メーカーで、製造管理・品質管理の不備による薬機法違
反が発覚し、業務停止等の行政処分が実施されました。
 業務停止や回収等により、あるメーカーが後発医薬品の出荷停止を行うと、必要量を確保
できない卸・薬局から同一成分の後発医薬品を供給するメーカーに対して注文が殺到。注文
が増加したメーカーは在庫が無くなることを回避するため、出荷量を制限。
 結果として、医療機関・薬局に対して必要量の医薬品が供給されないことになります。
 一方、190件程を数える後発医薬品のメーカーは、その殆どが多品目少量生産という非効
率的な製造形態であり、急な増産には対応できません。また、直近の原材料価格の高騰や円
安は、医薬品の製造コストに多大な影響を与えています。さらに、薬価の毎年改定の影響で
後発医薬品の薬価は急激に下がっており、多くの後発医薬品メーカーは、上市から5年後に
は不採算の後発医薬品の販売を止めてしまう現実もあります。
 このように後発医薬品の安定供給に向けた道筋が不透明な中、厚生労働省において、医薬
品の生産、流通の改善及び調整に関する政策を掌握し、22年から厚生労働省「医薬品の迅
速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」を担当している厚生労働省医政
局医薬産業振興・医療情報企画課の課長、安藤公一氏から、後発医薬品の供給不安定の問題
点と安定供給に向けた道筋についてお聞きします。ぜひご参加下さい。

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