日本医療機能評価機構は、中心静脈から投与すべき高カロリー輸液や高濃度糖液などを、末梢静脈から投与した事例について、医療安全情報として注意喚起しました。
2020年1月1日~2024年2月29日までに8件報告されています。
事例が発生した医療機関の取り組みとして、
・高カロリー輸液など中心静脈から投与すべき輸液は、末梢静脈からは投与できないことを医療
機関内で周知する。
また、取り組みのポイントとして、
・中心静脈は太く血流が多いため、高カロリー輸液や高濃度糖液はすぐに希釈されるが、末梢静
脈は血流が少ないためすぐに希釈されず、血管痛や静脈炎などを起こす危険性があることも併
せて周知しましょう。
と紹介されています。
詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.med-safe.jp/pdf/med-safe_209.pdf
(公益社団法人日本医療機能評価機構 医療安全情報NO.209より)