日本医療機能評価機構は、医療者が磁性体(金属製品など)の有無を確認したにもかかわらず、患者が磁性体を身に着けたままMRI検査室に入室した事例に関して、医療安全情報として注意喚起しました。
2014年8月1日~2023年3月31日までに、13件報告されています。
患者が身に着けていた物として、カイロ(3件)、補聴器(2件)、ネックレス・磁気ネックレス(2件)、不織布マスクのノーズワイヤー(1件)、磁石付きの義歯(1件)、携帯電話(1件)、ストーマパウチの金属留め具(1件)、事務用クリップ(1件)、アンクルウェイト(1件)が報告されています。
事例が発生した医療機関の取り組みとして、
MRI検査室へ持ち込めないモノを伝えるための写真やイラスト付きの資料を作成し、患者に見せながら具体的に確認する。
と紹介されています。
詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.med-safe.jp/pdf/med-safe_198.pdf
(公益社団法人日本医療機能評価機構 医療安全情報NO.198より)