協会は2月14日、コロナ「第7波」以降の留め置き問題について高齢者施設・障害のある人たちの施設への第2次調査結果を公表した。
第2次調査は、第7波から第8波にかけて(2022年6月15日~2023年1月25日)の留め置き状況を調査するため、1月25日に351施設に送付し、2月7日までにファクス、インターネットで回収(回答率36%)。
結果は、利用者が陽性となった施設は86%あり、その陽性者の80%が施設内治療となった。施設内治療を行った施設のうち、「入院が必要と判断したができなかった」ところが47%にのぼる。その経緯は、「保健所、救急隊員から『入院するところがない』と言われた」45%、「府の入院コントロールセンターが『入院不可だと言っている』と伝えられた」26%、「Spo2の値のみを理由に入院不可だと言われた」22%などであった。
入院できずに亡くなった人数は29人と判明したが、府発表によると第7波(22年6月15日~11月末日)だけで92人が施設で亡くなっており、未回答施設に多くの死亡事例があることがうかがえる。
【高齢・障害者施設】 新型コロナ「第7波」以降の留め置き影響調査結果
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