コロナ対策で第2次提言

感染者へ医療保障する仕組みの構築を

協会は新型コロナウイルス感染症対策で第2次提言「感染症体制の見直しと保健所再生を」を11月30日に取りまとめました。これは第1次提言(1月26日)発表後の第4波、第5波がもたらした保健所と医療機関のひっ迫や人々の生命・健康、生活上の危機を受け止め、医療保障を進める立場で、入院、宿泊施設療養、在宅での医療やワクチン接種などに取り組んだ現場の視点から提言したものです。

第4波、第5波がもたらした危機からは、大きく二つの課題が明らかとなりました。一つは、現行感染症法が感染症に罹患した患者に対して「良質かつ適切な医療」の提供を謳っているにもかかわらず、実際には構築されていなかった「医療提供体制」の拡充。これについては、感染した人へ医療を保障する仕組みの構築のために必要なことを、早期発見・治療と感染防止対策、必要十分な病床確保、ワクチンと治療薬、医業経営の問題、それぞれの観点から詳述しました。もう一つは、パンデミックの下でも人々の生活が継続できる公衆衛生・保健福祉行政のあり方についてです。これについては保健所機能の再生と地域コミュニティ再建を求めました。

提言は首相、厚労大臣、府知事、京都市長など関係先に送付しました。

第2次提言「感染症体制の見直しと保健所再生を」

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