最高裁が2017年の医事関係訴訟事件の処理状況等についてデータを公表しました。
2017年に新たに受け付けた医事関係の民事訴訟は、857件で前年より13件減
となりました。
2017年の既済案件を終局区別で見ると、和解が最も多く54.6%、次いで判決が32.5%、
取り下げが3.5%などの結果となりました。
公表されている1999年からのデータを比較すると、2017年の和解の数値は過去最高
であり、一方、判決の数値は過去最低となりました。
また、認容率(原告側の請求が一部でも認められた判決数に対する割合)については
20.5%となり、前年より2.9%上昇しました。
※詳細なデータは下記をご参照ください。
■医事関係訴訟事件の処理状況及び平均審理期間
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/29052601heikinshinri.pdf
■医事関係訴訟事件の終局区分別既済件数及びその割合
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/29052602syukyokukubun.pdf
■地裁民事第一審通常訴訟事件・医事関係訴訟事件の認容率
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/29052603tujokyoyouritu.pdf
■医事関係訴訟事件(地裁)の診療科目別既済件数
http://www.courts.go.jp/saikosai/vcms_lf/29052604sinryokakmoku.pdf
(最高裁判所ホームページより引用)