バイバイ原発きょうとプレ企画 小出裕章さん講演会

参加者190人、ありがとうございました。

2月24日に和順会館・和順ホールで小出裕章さん講演会を開催しました。参加者は190人。当日、会場で集めたカンパは86,956円となりました。ご協力をありがとうございました。

【講演概要】
冒頭、「事故は今もコントロールされていない。敷地は放射能汚染水で溢れている」と小出氏は指摘。「放射能を消す力を人間はもっていないし、トリチウムはどんな手段をとっても水から除去できない。遠くない将来トリチウムを含んだ汚染水を海に放出すると東京電力が言い出す。究極の環境汚染である」と述べた。

また、事故後から今日に至るまで、日本は原子力緊急事態宣言下に置かれている。大地を汚染している主成分はセシウム137で、その半減期は30年。100年たっても、汚染は10分の1にしかならない。日本は今後100年以上、原子力緊急事態宣言が出されたままということで、異常な状態だと説明した。

福島の小児甲状腺がんの発生にも触れ、原子力を選んだことに責任のない子どもたちは放射線に敏感であるとし、これがなにより辛いと吐露した。人々は汚染を忘れたいと思うし、国は積極に忘れさせようとする。今、福島では、「復興」が最優先とされ、福島県産の食品が安全であることを示すとして学校給食にも福島県産の食品が意図的に使われている。2015年秋からは毎年、国道6号線の「清掃」作業に学校児童が動員されるようになっている。逆に、汚染があることを口にすると復興の邪魔だと非難される。しかし、どんなに辛い事実でも、視ないより視た方がよいとし、強制避難させられて故郷を追われた人は被害者。汚染地に棄てられた人も被害者。生活の崩壊を覚悟で逃げている人も被害者。にもかかわらず、被害者同士が分断され、この事故を引き起こした加害者は無傷のままさらに原子力を進めようとする。大切なことは被害者がお互いの苦悩を認め合い、団結し、加害者と戦うことであるとまとめた。

当日のようすはこちらから確認できます→https://iwj.co.jp/wj/open/archives/413080

 

もちろん、集会もありますよ!
バイバイ原発3・11きょうと

3月11日(日)午後1時30分~
円山野外音楽堂 ※雨天決行

スピーチ① 原発賠償京都訴訟原告・弁護団からの報告・訴え
スピーチ② 菅野みずえさん(福島県浪江町からの避難者)
アトラクション 遠藤ミチロウ/パンク×民謡×盆踊りバンド 羊歯明神(しだみょうじん)

集会の後はデモへ!

案内チラシ(オモテ)

主催 バイバイ原発きょうと実行委員会(☎075-252-5680)

 

 

 

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