診療報酬改定 NEWS 診療報酬改定議論、加速化!!

中医協等ピックアップ

中医協は、10月から週一回のペースで次回改定に向けた議論を進めています。
10月4日の総会では、厚労省より「がん」「緩和ケア」「感染症」「移植医療」に係る課題と対応案が提起されました。

10月11日の総会では、「救急医療の提供体制」、「小児慢性特定疾患の患者の入院医療」、「妊産婦の外来管」、「医療安全部門への医師等の配置」について論点が示され、議論が交わされました。

10月18日の総会では、「精神医療」について議論。「措置入院」、「精神保健指定医の取扱い」、「長期入院患者の地域移行」、「急性期病棟」、「その他(クロザピンの副作用対応、ベンゾジアゼピンなど向精神薬投与、認知症疾患医療センターの連携型、発達障害(ASD)への評価、認知行動療法3、公認心理師)など、広範に渡り議論しています。

10月25日の総会では、「リハビリテーション」について議題。回復期リハビリテーション病棟入院料について、「アウトカム評価の更なる推進(実績指数、栄養管理の評価など)」、「退院後の早期リハを充実するとして、PT・OT・ST の専従要件の緩和」などについて提案・議論。実績指数の見直し(引上げ)に慎重な姿勢を示す診療側に対して、支払側は実績指数の引上げなどを求めました。

疾患別リハビリテーションでは、維持期リハについて、医療保険と介護保険で同時にリハを行う場合における施設基準(職員配置・設備)の見直し(緩和)などを進めつつ、経過期間を当面2019 年3月末まで1 年間延長する方針が示されました。診療側は賛成、支払側からも強い反対は見られませんでした。
中医協は11月から、週二回の開催となり、議論を加速させます。

社会保障審議会では、10月4日に医療保険部会、医療部会が開かれ、厚生労働省保険局から「次回改定の基本的視点」として、「視点1【重点課題】 地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携の推進」、「視点2 新しいニーズにも対応できる安心・安全で質の高い医療の実現・充実」、「視点3 医療従事者の負担軽、
働き方改革の推進」、「視点4 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上」の4点が示されています。

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