医療事故調報告10月は35件、通年で423件

医療事故調査・支援センターは11月9日、医療事故調査制度の10月状況を公表した。
10月の医療事故報告受付件数は35件(診療所2件、病院33件)で、診療科別の主な内訳は、外科8件、消化器科4件、心臓血管外科・産婦人科各3件で、累計423件となった。医療機関による院内調査結果報告は22件あり、累計183件となった。
相談件数は170件(累計1990件)で、相談者の内訳は医療機関69件、遺族等88件、その他・不明13件であった。相談内容による集計では189件(複数計上)あり、「医療事故報告の判断」に関する相談72件、「手続き」に関する相談35件、「院内調査」に関する相談37件、「センター調査」に関する相談11件、その他34件であった。遺族等の求めに応じて相談内容をセンターが医療機関へ伝達したものは4件であった(累計11件)。
センター調査依頼はなかった(累計16件=遺族依頼13件、医療機関依頼3件)。センター調査の進捗状況は、院内調査結果報告書の「検証中」13事例、医療機関における院内調査の終了待ち3事例であった。

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