東北被災地支援の物産展 今回は宇治久世地区で開催  PDF

 協会が呼びかけている東北被災地支援物産展開催に、今回、伊勢村卓司医師(宇治久世)と宇治徳洲会病院(同)に応じていただき、10月19日と20日に物産展を開催した。販売は、岩手県宮古市の「かけあしの会」。
 毎週木曜日、休診日に自宅敷地内で患者さんを中心としたサロンを開催している伊勢村氏。バスツアーなどいろいろな企画を開催されているらしく、物産展も協力できるだろうと声をかけていただいた。当日は雨にもかかわらず、朝から伊勢村医院の患者さんが次々と来場。多くの方に品物を購入いただいた。また、実演販売としてホタテなどの蒸し焼きも提供。ちょっとしたお祭気分となり、多くの方に喜んでいただいた。
 また、サロン会場では、伊勢村氏が談笑している患者さんにかけあしの会代表の菅原則夫氏を紹介。菅原氏はまだまだ復興途中の東北で、少しでも仕事につなげたいと、コープ宮古の店長を辞め、かけあしの会を設立したと経緯を説明した。「震災直後、飲食物などの配給を通して困っている人に手を差し伸べることはできた。しかし、時間が経過すると困ってから手を差し伸べるのでは遅いと感じるようになり、自分なりにできることを考え、かけあしの会で地元の食材等を少しでも多く売り、地域の活性化につなげられればと考えている」と述べた。
 翌日20日は宇治徳洲会病院の受付ロビーで開催。患者さんをはじめ、医療機関スタッフも多く来店し大盛況で、売り切れ続出となった。地元が東北という人もおり、懐かしい食べ物を見て喜んで購入してもらったり、少しでも被災地への支援になるならと声をかけていただいた。

ページの先頭へ