4月12日開催企画「歴史を踏まえた日本の医の倫理の課題」多くのご参加をお待ちしています  PDF

4月12日開催企画「歴史を踏まえた日本の医の倫理の課題」多くのご参加をお待ちしています

京都府保険医協会 理事長 「医の倫理」実行委員会 代表 垣田さち子

 第2次世界大戦終結後70年目を期して、世界中で様々な取り組みが行われています。特に、600万人にものぼる多大な犠牲者を出したホロコーストに対して今の課題として改めて向き合おうとしています。
 イスラム過激派が台頭し、正視できない蛮行がリアルな映像でインターネットを通して世界中に配信され、居心地の良い居間に寛ぎながら誰もがその非道な姿を実際に目に入れることができるという、驚くべき社会が現実となっています。つい70年前になされた人類の大きな過ちは過去のものではありません。再び同じ過ちをくり返すことのないように、過去の事実を冷静に振り返り、学び直し共有していく試みは、後に続く私たちの大切な責務であると思います。
 同じく、広くアジアに侵略し多大な戦禍を与えた我が国の過去にも、医師・医学者が行った、直視し検証し反省を行わねばならない“事実”があります。
 医の倫理が鋭く問われる時代であるからこそ、過去を見据え学ぶ時です。皆様のご参加をお待ちしています。

ページの先頭へ