施設基準の「自己点検」厚労省が内容を公表  PDF

 厚生労働省は6月29日、新型コロナにより、昨年度に引き続き2021年度も原則中止としている臨場の施設基準適時調査の代わりに実施するとしていた「自己点検」の内容を、ホームページに公表した。毎年7月に実施されている施設基準の定例報告に併せて一斉に実施される。
 この「自己点検」は病院を対象に実施される。「自己点検」が求められる施設基準は、適時調査の際に、入院料など厚生局が必ず調査をする対象としていた「重点施設基準」と位置付けられていたもの。「自己点検」に使用する点検表(自己点検事項)は、適時調査時に厚生局が使用する「調査書」(施設基準の点検表)をアレンジし、作成されている。自院が届け出ている施設基準については、点検表を含む「自己点検結果報告書」をダウンロードし、自己点検した上で、必要事項を記入し、厚生局へ提出する。
 また、新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いにより、従来の施設基準の要件は満たしていないが、届出を辞退する必要はないとされているものや、経過措置が延長され、従来の施設基準の要件は満たしていないが、届出を辞退する必要はないとされている事項については、当該施設基準(自己点検事項)を満たしているとみなす取扱いとするとされている。
 提出方法や締め切りの詳細については、近畿厚生局から7月9日付送付予定の事務通知や同局ホームページを参照されたい。

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