天空のフローラ  PDF

栗原 眞純(伏見)

 地球温暖化のせいか、地球規模の大災害が世界各地で起こっています。ここ数年、京都周辺も台風がよく通るようになったと感じています。恐いこわい、いやな台風ですが、台風の合間や通過直後にはフォトジェニック(写真に適した)な空が見られることが多いのです。
 この日もそんな台風の合間にカメラを持って小院の屋上に出てみました。すると、次々に現れ、通り過ぎていく、いろいろの形をした入道雲の隙間から、突然、ギリシャ神話に出てくる花の女神「フローラ」、あの、めのう・オパール・トルコ石などを使った宝石彫刻、カメオを思い起こさせてくれるような美しい女性の横顔が現れました。雲は思ったより速く空を移動します。ここだ、今しかないと思って数十枚連写した写真の中の1枚です。いかがですか、皆さんや皆さんのお知り合いがお持ちのカメオに似ていないでしょうか。

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