協会の将来見すえ活発な意見交換 地区医師会長との懇談会開く  PDF

 協会は9月10日、地区医師会長との懇談会を協会会議室において開催。地区から18人、協会から7人が出席した。協会より「地区交付金の取扱いおよび協会入会保留会員」「2018年度に予定される医療大転換にどう対抗するか」「協会、アミスの新HPの紹介と利用方法」について情報提供し、意見交換した。

2017年度地区交付金は廃止へ

 この間協会は、協会財政の見直しを進める中で、地区交付金の取扱いについても議論。16年度は半額、17年度は廃止という方針案を15年度の地区医師会長との懇談で了解いただき、その後の各地区医師会との懇談で報告した。しかし、定期総会で反対意見が出されたことを受け、あらためて今回の地区医師会長との懇談会にて意見をお聞きした。出席された地区医師会からは「昨年の会議でも提案されたことであり、現在の協会の財政状況を考えると、地区交付金の廃止はやむを得ない」という意見が多数を占め、了承を得た。

地区未入会の会員の取扱いは検討継続

 続いて、地区未入会医師の協会入会の取扱いについて、意見交換した。従来、協会への入会は地区医師会入会を前提としているが、①65歳以上の開業で、経済的事情から地区入会が困難な医師②勤務医管理者で、開設者である法人側の意向で、地区入会が困難な医師③本人が地区入会を希望しているにもかかわらず、地区医師会側の了解が得られず入会が認められない医師(地域医療に混乱をきたすと考えられるケースは除く)―を「協会保留会員」という名称で入会を認めていただきたいと提案した。これに対しては「地区医師会へ入らないことで、学校医等の地域医療の担い手がいなくなる」「協会に入っているが、地区医師会には入っていないような逆転現象が起きてしまう」との反対意見と「やむを得ない事情がある場合には、保留会員を認めていいのではないか」「保険医協会は任意団体なので、自由に入会できるというのがこれからの時代には合っているのではないか」と意見が分かれたため、各地区医師会にて検討いただくこととなった。
 その他、特定健診を受けた後の「保健指導」等で意見交換を行った。

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