医界寸評  PDF

万博が開幕して半分経過した。開幕時未完成だったパビリオンも開館した。空飛ぶクルマも飛んだ。今までなら、開幕時に完了していたであろう。目標を掲げても達成できなくなった。日本は社会全体で目標に向かうことがなくなった▼参議院選挙中、候補者から夢のある話はなかった。大都市居住の大企業正規労働者に向けての分配の話。高齢家族や高齢化していく己を忘れ社会保障を敵視。将来より今多くほしい。街頭演説の放映はあったが、街は選挙カーもなく静か。生活の場で直接有権者に接するのは無駄なのか?▼日本は漂流している。政治は国の展望を示す議論をせず、近視眼的政策ばかり。政治が将来像を示さないので、自身の将来を描けない国民は子育てしない。目先の政策なので、方針が変わる。現場任せで結果の検証もない。責任はうやむやなので官僚も真剣に取り組まない。保険証廃止はその典型だろう▼万博も関西ではぼちぼち人気が出てきた。建築物や展示内容等の意義が認められてきた。現場の大阪任せにせず、当初から国がしっかり取り組んでいれば、早い内に複数回参加したが。これからは熱中症が心配だ。政治がしっかり議論し「ほどほど」の夢でよいから、「ぼちぼち」日本社会を成長させてほしい。展望もなく社会保障も安心できない今の日本は重苦しい。(恭仁)

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