渡邉 賢治（西陣）

　「CYARINKO. 赤と白のコラボ」は、20号の初の大作。自転車が好きで、風景のどこかに自転車があることにこだわり、立て続けに2作描いた。油絵のよいところは、上からどんどん描き足せること。自己流でナイフで白い壁を描く。でも、よく見ると自転車のタイヤ、この絵だと、絶対に回らない。まぁ、それも味かなぁと。「CYARINKO. 赤と白のコラボ」が、ひょんなことから約30年ぶりに手元に帰って来た。描いた時のまま。久しぶりに、じっくり眺めている。