曽我部俊介(西京)
野村克也元監督の言葉です。一球一球の間合いに考え、次に備える。しかし現在のプロ野球は投げて打ってそれだけ。苦労して、考え、苦しむというのがないからドラマにならないと。
私は物心ついた時には父がテレビ観戦していた巨人のファンになっていました。
小学生の頃は休みの日に父とキャッチボールをしてもらうのが一番の楽しみでした。高槻中学(2017年4月から男女共学になります)入学と同時に憧れの軟式野球部に入り、高校はエスカレーター式のため、そのまま硬式野球部に入り毎日夜遅くまで野球漬けの日々を送りました。しかし思い返せば怖い監督に怒られないようにびくびくしながら、ただただ言われた通りにプレーしていた気がします。まさに「投げて打ってそれだけ」の野球でした。
近畿大学医学部に入学し、医学部の準硬式野球部(本学の野球部とは別です)に入りましたが、監督がいなかったので自分達で練習メニューを考え、試合の采配も行いました。そこで少しですが、初めて野球について自分で「考えて」プレーをするようになりました。医師になってからは奈良市の軟式野球連盟に所属し現在も草野球を続けています。
最近では野球中継を観る時も勉強だと思って色々な野球解説者の話を聞いて、メモを取るようにしています。そして試合の際にそのメモを見返し一球一球の間合いに考え、次に備えるように心掛けると、自然と良いプレーに繋がり更に野球の楽しみが増えました。
普段は運動する時間はあまりありませんが、入浴中やテレビを見てる間にと生活の中にちょっとしたトレーニングを取り入れてルーティーンにしています。
それでも歳とともに体力は衰えていきますが、頭でカバーすることでまだまだ上達できるのではと期待しています。
3月には第4回のワールドベースボールクラシックが開催されます。大谷翔平人気で注目も集まりそうですが、日本中が盛り上がるような試合をしてほしいです。