私の趣味 飲んだくれセットでふたり呑み  PDF

私の趣味 飲んだくれセットでふたり呑み

渡邉賢治(西陣)

 私達には2人の子どもがいます。2人とも大学生になり、それぞれ部活、サークル、バイトなど、親から離れ自分の生活を送るようになってきました。必然的に、私と妻の2人になることも少なくありません。

 私「今日は2人だけどどうしようか?」妻「どこかにでかけようか?」私「どこにしよう?」妻「どうしようね?」私「町にでも行こうか?」妻「そうしようか」といった会話になります。今でも、四条界隈に出かけることを「町に行く」と言っています。町にでて、映画を鑑賞したり、ウィンドーショッピングなどをしたりして時間を過ごしていきます。あてもなくぶらぶら歩いたり、お店に入ったりする時間が好きなほうです。

 さて、夕食の時間が近づくと今度は決まって次のような会話になります。私「今日のご飯どうしようか?」妻「どうしようね?」私「何か食べて帰ろうか?」妻「それもいいね」と言って、時々いくお店にいったり、時にはうろうろ歩きながら、パッと見た目で初めてのお店に飛び込んだりして、「今日のお店は当たりだったね」など冒険もしています。

 そんな中、私「今日は、デパ地下で『飲んだくれセット』を買って、家で飲もうか?」ということがあります。「飲んだくれセット」とはそういったセットがあるわけではありません。デパ地下のお惣菜屋さんにいろんなお惣菜が8〜12種類程度はいったセットのことです。

 種類の違うお惣菜セットを二つ買って、時にはデパ地下のワインを試飲して買って帰ったり、チーズを買ってみたり。家に帰って、その「飲んだくれセット」をつまみにテレビをみながらのんびり飲む。結構楽しいものです。

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