京都2014高齢者大学健康講座 皮膚の働き楽しく学ぶ  PDF

京都2014高齢者大学健康講座 皮膚の働き楽しく学ぶ

第8講目は山田理事が講義

 京都高齢者大学健康講座第8講は2月5日、協会理事の山田一雄氏が「皮膚」と題し、講師を担当。皮膚科の歴史や皮膚の構造、病気とその予防、日常生活の留意点などを学習した。
 皮膚は、人体の表面を覆いその面積は新聞紙を広げた大きさで4枚分、重量は皮膚だけで3kg、皮下組織もあわせると9kgにもおよぶ臓器と解説。その機能は外界からの有害物の侵入を防ぎ、体内の水分などを外に漏出することを防ぐ、外界と体内との防壁の役割を持つと述べた。また皮膚は、保温・保護、発汗による体温調節や気温などを感知する感覚の働きなど多数の機能を持つ組織で、表皮の最外層である垢(角層)ですら外からの刺激を受け止める役割を持っていると解説した。
 山田氏は皮膚の老化には加齢によるものと、日光などの紫外線にさられることで起こる光老化があると説明。加齢では皮膚が薄くなるが、光老化はシミやシワだけでなく、発がんの可能性も生じると指摘。光老化による変化は予防でき、光線防御をすれば皮膚の変化はある程度は回復する可能性もあるので、今からでも日傘や帽子、サングラスなど直射日光を避ける対策が重要だとした。
 他に、肌の乾燥対策も重要で、保湿剤の使用方法や使用量の目安も紹介。老化に伴う老人性白斑や紫斑、脂漏性角化症などもスライドを使用し解説した。皮膚科関連の症状は、受診時には医師に患部を指し示すことができるが、電話などで伝える場合は症状のある部位は「腕」なのか「手のひら」、あるいは「指」なのかなど、すべてを「手」と言わず、詳しく説明してもらいたいなど、皮膚科ならではの要望も伝えた。処方される薬剤も同じ名称、同じ主成分(有効成分)でもいくつかの異なる剤型のものが存在すると説明。人名と同じく、薬剤もフルネームが分かるよう、お薬手帳の活用を勧めた。
 次回は、3月5日(木)「がんとは」で山本博協会理事が講師を務める。高齢者大学は中途入学が可能なので、患者さんにぜひお勧めいただきたい。問い合わせは、協会事務局まで。

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