医療事故調査・支援センターは12月9日、医療事故調査制度の11月状況を公表した。
11月の医療事故報告受付件数は30件(診療所1件、病院29件)で、診療科別の主な内訳は、外科8件、内科・消化器科各4件で、累計453件となった。医療機関による院内調査結果報告は21件あり、累計204件となった。
相談件数は163件(累計2153件)で、相談者の内訳は医療機関84件、遺族等70件、その他・不明9件であった。相談内容による集計では179件(複数計上)あり、「医療事故報告の判断」に関する相談65件、「手続き」に関する相談44件、「院内調査」に関する相談37件、「センター調査」に関する相談9件、その他24件であった。遺族等の求めに応じて相談内容をセンターが医療機関へ伝達したものは1件であった(累計12件)。
センター調査依頼は医療機関から2件あった(累計18件=遺族依頼13件、医療機関依頼5件)。センター調査の進捗状況は、院内調査結果報告書の「検証中」16事例、医療機関における院内調査の終了待ち2事例であった。