11月24日に金融共済委員会・保険医年金分科会を開催した。本分科会は、毎年11月に開催され、保険医年金受託生保各社も参加し、幹事会社である三井生命から保険医年金の決算報告を受けることになっている。2015年度の決算報告の概要は以下の通りである。

全国の加入状況は、掛金収入額で対前年比103・3％となり、月払が対前年比99・7％、一時払で対前年比114％と一時払で増加がみられた。近年の加入人数・口数をみても、月払が減少、一時払が増加している。また、京都でも全国と同じ傾向がみられ、一時払では対前年比180％と大幅な増加であった。
なお、先生方の積立金は、毎年決算時に責任準備金として積み立てられており、今年度も昨年と同じ程度の約1兆1972億円（対前年比101・6％）を確保している。
京都は保険医年金の発足協会であるため、加入者1人当たりの平均積立金額も高い。また、京都の1人あたりの加入口数平均は月払10口、一時払19口であり、全国的にも高くなっている。この水準を維持するべく、とりわけ40～50歳代を中心とした比較的若い会員に保険医年金を積極的にＰＲし、加入者拡大に取り組んでいる。
保険医年金は理事者が会員のために作り上げてきた制度であり、安定性・安全性・自在性に富んだ制度である。現在の予定利率は1・259％と、他の資金運用商品に比べても高水準を維持し、2015年度実績は配当を含め1・469％となった。来春の普及は、17年4月1日より開始する。ぜひ多くの会員の利用をお願いしたい。

年内着金を希望される方へ

保険医年金の一時金請求について、年内に着金を希望される方は、12月21日が協会への書類提出締切日となります。書類に不備等があれば、年内に着金ができませんので、十分ご注意下さい。
年内に着金した一時金については、16年分の申告となります。一時金請求書は、協会事務局までご請求下さい。
必要書類…保険医年金一時金請求書（受取人の押印は実印）、受取人の印鑑証明証1通、一時金請求分の年金加入者証