日本医療安全調査機構は10月11日、医療事故調査制度の9月状況を公表した。
9月の医療事故報告受付件数は32件(診療所2件、病院30件)で、累計388件(診療所26件、病院362件)となった。診療科別の主な内訳は、外科8件、内科4件、整形外科3件、消化器科・循環器内科・心臓血管外科各2件であった。累計では外科69件、内科56件、消化器科・整形外科各34件と続く。ブロック別では、北海道18件、東北20件、関東信越157件、東海北陸50件、近畿58件、中国四国28件、九州57件であった。医療機関による院内調査結果報告は22件あり、累計161件となった。
相談件数は146件(累計1820件)で、相談者の内訳は医療機関77件、遺族等52件、その他・不明17件であった。相談内容による集計では175件(複数計上)あり、「医療事故報告の判断」に関する相談51件(累計753件)、「手続き」に関する相談44件(累計514件)、「院内調査」に関する相談43件(累計518件)、「センター調査」に関する相談11件(累計99件)、「再発防止」に関する相談1件(累計3件)、その他25件(累計211件)であった。遺族等の求めに応じて相談内容をセンターが医療機関へ伝達したものは3件であった(累計7件)。
遺族によるセンター調査依頼が6件あった。累計16件となった(遺族によるもの13件、医療機関によるもの3件)。センター調査の進捗状況は、院内調査結果報告書の「検証中」12事例、同「検証準備作業中」1事例、医療機関における院内調査の終了待ち3事例であった。
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