経済・財政再生計画改革工程表に盛り込まれた給付抑制と患者負担増メニューの議論が着々と進められている。厚労省の社会保障審議会医療保険部会での議論が7月来進められるとともに、財務省の財政制度等審議会でも来年度予算案編成に向けた議論の中で社会保障費の抑制を求める提言が行われている。
そのような中、さらなる患者負担増計画の中止を求めようと全国で取り組まれてきた請願署名の提出集会が9月29日、国会内で開催された。集会には全国から200人、民進、共産各党から国会議員も15人が参加。提出された署名は既提出分と合わせ18万筆となった。あいさつした保団連の宇佐美宏副会長は、政府が計画する患者負担増と給付削減は貧困と格差を拡大すると指摘し、医療改善を目指す大きな運動をつくっていこうと呼び掛けた。
京都で集約した2249筆は、福山哲郎参議院議員の紹介で国会に提出した。京都選出国会議員には後日、要請書を送付した。
署名に協力いただいた方々にお礼申し上げる。署名集約は今後も行っていくので、協会にお寄せいただきたい。
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