医会寸評  PDF

先年、知り合いの整形外科医師がクリニックを閉院した。某駅前の商業ビルで一区画をテナント借用していたところ、2024年6月の診療報酬改定を機にテナント料の支払いさえ苦しいほど、円滑な医院運営が阻害され始めていたとのこと▼加えて翌年からは1月〜4月はあまりに寒くて患者の動きが減り、5月〜6月は雨模様で暗く、6月末〜10月末まで気温も38℃前後する真夏の延長で、人の動きが大いに鈍り、毎月のレセプト点数さえ、前年までの新型コロナウイルスの10波〜11波の発生を見た頃に比してさえ低下してきていたとのこと▼国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)はパリ議定書から10年経つが、CO2濃度も産業革命前の270〜280から今や400にまで達し、産業革命前の1.5%超未満に制御するのはもはや不可能とささやかれていた▼最近、某寺院の大般若祈祷会にも参加して、いいカッコして「戦争終結・世界平和!」と祈祷語をしたためたが、参加者最頻の「家内安全」以外にも「千客万来!商売繁盛!」との祈祷文もあった。事業主も参加していた訳で、切なる思いが察せられる▼気候環境では今や、大雪・地震のその上に山火事にまで変に恵まれつつある。医業経営の安定にも、人の動きが大きくなるよう気候変動安定の恵みが望まれる。(卯恵)

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