医会寸評  PDF

本年も余すところあと数日となったが、今年はどういう年だったか?恒例の「今年の漢字」は“熊”だったが、全国から送られてきた応募数で一番多かったらしく、例年の文字とは少し違う趣なので驚いた。毎年熊に襲われる被害が伝えられ、誰もが野生の熊の怖さに身を縮めた。人間の生活圏に侵入して駆除される熊もかわいそうだが、猛暑の影響で食べる物がなくなれば生きるために人間を襲っても、それは自然界の当たり前かもしれない▼地震、洪水、台風、干ばつと世界中で深刻な被害が多発している。地球もだいぶしんどいのではないか?日本列島も大地震に備え、準備を怠らず、いつでも避難できるよう心構えをしっかり持って暮らしたいものだ▼世の中でも、歩けば後ろから刃物で刺され、交通事故も多発し、後期高齢者が巻き込まれる火事も多発している。何とも不安定で恐ろしい世の中が到来したものだ。高齢者が病に伏すと、近隣の診療所は数少なく、救急病院は若い研修医の対象にされ、適切な療養環境もなく退院されられる。安心安全な街はどこへいってしまったのか?▼為政者はどのような顔をして国会でお話合いをしているのか、甚だ疑問である。ましてや話を聞くでもなく居眠りをして時間を浪費している議員を見ると、腹が立つより幸せ感を覚えてしまう。困ったことだ。(幸)

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