災害対策 台風や風水害による被害を最小限に  PDF

台風等の自然災害で、診療所の医療機器、電子カルテ等の電子機器や紙カルテが水没等して使用不可になる被害が発生していますので対策下さい。

浸水等に備えて
●古くから水が付きやすいと言われている地域等では土のう等を準備し、早めに対応しましょう。
●屋上やベランダの排水能力もチェックを。排水能力の限界を超えた場合、屋根裏や天井に水が入り込み、施設内が水浸しになります。心配な場合は電子機器等に防水シートを被せておきます。
●近年のゲリラ豪雨による被害は予測がつきません。「自分の診療所は大丈夫。今まで水害に遭ったことはない」と思っていても、被害に遭った方がおられます。高い所に避難できる電子機器は早めに移動させましょう。
●長期旅行の前には電子機器の防水対策をしてから出発されるのが安心です。

電子カルテ、画像システム、レセコンは…
●電子カルテ、画像システム、レセコンのハードディスクは床上ではなく、高い所に置きましょう。
●一方、地震等で落下して破損する危険性も。転倒、転落の防止策も必要です。
●電子カルテ、画像システム、レセコンはこまめにバックアップデータを取り、書き出した外付けハードディスクや情報記録メディア(USBメモリ)等は高い所に保管を。ミラーリング(複数のハードディスクに同じデータを書き込んでバックアップすること)だけで安心しないようにしましょう。
●ハードディスクが水没した場合は復旧できないかベンダーに相談を。データ復旧サービス専門の業者は高額であったり、評判の悪い業者もあるので事前に調べておく必要があります。
●突然の停電によりハードディスクが破損した事例が報告されています。バックアップデータがないとお手上げです。
●コンセント類の水濡れによるショートにもご注意下さい。

紙カルテは…
●紙カルテが汚水を被ると、濡れている時はもちろん、乾いてからも付着してめくれなくなります。床からできるだけ高い所に保管しましょう。
●古いカルテの保管は地下室のような水の入りやすい所は避けましょう。
●濡れて使用不可能となり廃棄する場合は廃棄記録の作成が必要です。

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