協会は、「初冬の琵琶湖岸のんびり散策」と題した環境ハイキングを24年12月15日に開催した。当日は快晴に恵まれ、参加者は約15の行程を楽しんだ。今後15回ほどに分けて徒歩琵琶湖一周を企画したい。以下、参加記を掲載する。
歩き「ビワイチ」スタート
末廣耳鼻咽喉科(西京)
石田 亜喜
琵琶湖一周「ビワイチ」を「徒歩」で挑戦ということに興味があって参加した。
石山駅から出発し南に向かう。瀬田川にかかる「瀬田の唐橋」から「ビワイチ」を始める。時々強い風が吹くものの天気は良い。東に三上山、湖南アルプス、遠くには鈴鹿の山々、西に山頂付近が雪化粧の比叡山、蓬莱山、比良山を見ながら歩く。琵琶湖と瀬田川の境界辺りには漕艇部の艇庫も多く、水面を滑るようにゆくスカルを見かけた。湖岸は公園や遊歩道になっていて、散歩、ジョギング、サイクリングなど、それぞれ愉しむ人がいた。近江八景「粟津の晴嵐」の碑を経て、桜の名所の膳所城跡公園で休憩。
近江大橋をくぐり、なぎさ公園へ。ところが、公園は整備工事中で、やむなく勇気ある迂回となった。
プリンスホテル、におの浜辺りも公園として整備されていて歩きやすい。浜大津港で休憩。ここにもビワイチをサポートする施設があって心強い。港には、うみのこやビアンカなどが停泊していた。
浜大津から「大津絵の道」を歩き、琵琶湖周航の歌の碑、旧三高艇庫を見学。湖岸を離れ疏水沿いに、まだまだ紅葉が美しい三尾神社、「三井の晩鐘」の三井寺を通り、大津市役所、皇子山総合運動公園と京阪線沿いに歩いた。皇子が丘公園で昼食。錦織遺跡など大津京の遺跡を見学。競技かるたの聖地、水時計を設置したという天智天皇を祀る近江神宮、古墳のある公園、古い町並みの中を歩き、志賀八幡神社で一休み。
再び湖岸を目指す。最後の目的地「唐崎の夜雨」の唐崎神社に到着。見事な松で有名だが、松はとても「残念」な状態で…。次世代の松を育てているところだった。しばらく湖畔の風景を楽しみ、唐崎駅から帰路についた。
次回は、どのような風景と出会えるか、愉しみである。