精神障害の方にも医療費助成 京都府 全自治体で8月から  PDF

 京都府は8月から精神障害のある方を対象とした医療費助成制度を創設する。従来、身体・知的障害の方を対象としてきた重度心身障害児(者)医療助成等の対象を広げて、健康保険の自己負担額を支給する。
 対象は@精神障害者保健福祉手帳1級の方A精神障害者保健福祉手帳1級から2級へ障害等級が変更になった方(次回更新時まで)B精神障害者保健福祉手帳2級かつ身体障害者手帳3級またはIQがおおむね50以下の重複障害のある方。
 独自に助成する都道府県も多い中、京都府での実現を求め「精神障害者の保健福祉医療を実現する京都実行委員会」が京都府などに要望し、協会も賛同署名を行っていた。

南丹 福祉医療改悪案が否決

 南丹市の障害者支援医療費と年金の廃止条例案が同議会で否決された。障害者医療について市独自分をやめ、府制度のみにするというもので、影響を受けるのは約600人とされる。廃止対象とされたのは身体障害者手帳3・4級、療養手帳B、精神障害者手帳2級の一部と3級。
 市議会文教厚生常任委員会で3月6日、「弱者切り捨て」など反対が相次ぎ否決。28日の本会議でも否決し予算措置を求める付帯決議を可決した。
 南丹市は財政難を理由に財政健全化プランを作成し、市独自事業の見直しや人件費削減などに取り組むとしていたが、職員給与削減案も批判が集まり撤回していた。

八幡・笠置・綾部・舞鶴・与謝野
子育て支援医療費が拡充

 府内5市町で25年度から子育て支援医療費を拡充することが明らかになった。
 八幡市は、高校生相当年齢を入院のみ償還(200円控除)で助成していたが、4月から通院にも広げる。9月からは現物給付(200円負担)にする。
 笠置町は、4月から入院通院とも18歳まで負担なしとする。昨年6月に同年齢まで広げていたが、一部償還だった部分を今回全て現物給付とした。
 綾部市は4月から高校生相当年齢の入院を償還(200円控除)で助成。
 舞鶴市は9月から入院通院とも18歳まで現物給付(200円負担)を拡充する。
 与謝野町は4月から入院通院とも高校生相当年齢を償還(200円控除)で助成。
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