協会は主に病院幹部職員を対象とした「医療政策セミナー」を2月28日にウェブで開催。「これだけは落とせない!!最低限必要なサイバーセキュリティ対策―『医療安全管理対策の基礎知識』を参考に」と題して、全国保険医団体連合会事務局主査の岩下洋氏が解説した。45人が参加した。
岩下氏は2021年頃から医療機関に対するサイバー攻撃が急増していると紹介。医療機関が診療休止に追い込まれる事態が発生し、政府・厚生労働省がセキュリティ対策のマニュアル更新などを急いだとした上で、医療法上義務付けられ、立入検査においても確認対象とされている内容を解説した。
立入検査のチェック項目や分かりにくい専門用語などにも言及した。「医療情報システム」とは「レセコン・電子カルテ・オーダリングシステムの他に、画像診断や検査の蓄積データなど、患者の医療に関する情報が保存された端末」と、独自の注釈を交えて分かりやすく紹介。具体的に実行すべき対策も明らかにした。
保団連発行の『医療安全管理対策の基礎知識(24年2月改訂版)』を紹介し、主に医療法に基づくサイバーセキュリティ対策に併せて活用するよう、参加者に呼びかけた。
医療安全管理対策の基礎知識
24年2月改訂版(保団連発行)
2000円(税込、送料別)
購入希望は保険医協会まで。
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