キャブピリン配合錠の適応病名
Q、キャブピリン配合錠(アスピリン・ボノプラザンフマル酸塩配合剤錠)が減点された。病院からの紹介患者で、病名は狭心症だった。なぜ減点されたのか。
A、キャブピリン配合錠の効能・効果は「狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)、心筋梗塞、虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作、脳梗塞)、冠動脈バイパス術施行後あるいは経皮経管冠動脈形成術施行後」の疾患または術後における血栓・塞栓形成の抑制ですが、「胃潰瘍または十二指腸潰瘍の既往がある患者に限る」とされています。胃潰瘍瘢痕、十二指腸潰瘍瘢痕など、既往の分かる病名がなかったことが減点の理由と考えられます。
一方、消化性潰瘍のある患者は禁忌となっているため、胃潰瘍、十二指腸潰瘍では減点対象となりますので、ご注意下さい。