ドクターを全力サポート保険医協会にご入会下さい 組織拡大特集は7・8面  PDF

地域医療と保険医の
生活守る担い手に
総務部会理事 曽我部 俊介

 会員の先生方には平素より京都府保険医協会の活動にご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。2024年1月末現在、会員数は2,261人で、約9割が開業医です。
 コロナが5類感染症となり、医療機関の減収を補填してきた各種コロナ関連の補助金は打ち切られ、加えて受診控えは改善されず、国民医療と医療機関の経営は厳しい状況を迎えています。
 さらに23年4月から実施されたオンライン資格確認の義務化ならびに電子処方箋の導入と、国は医療機関の負担を顧みずデジタル化を強硬に推し進めています。
 勤務医の先生方にも国民の安心・安全な生活を守る国民皆保険制度・医療機関を堅持するため、ぜひとも保険医協会に加わっていただき、地域医療を守る活動へのご協力をお願いしたいと考えています。
 勤務医会員が少ない原因の一つに依然として低い認知度が挙げられます。保険医協会はその名の通り保険診療を行う保険医の日々の診療・生活を守るための組織です。開業医・勤務医にかかわらず皆さまのサポートをさせていただきたく存じます。
 保険医協会は総務部会・経営部会・医療安全対策部会・政策部会・保険部会からなり、私が所属している総務部会では地区医師会との連携を強化し、会員とのコミュニケーションを一層深めるため、毎年各地区医師会との懇談会を開催し、各地区の抱える課題・問題点を議論しています。
 病気などに備える休業補償制度、京都協会発足の保険医年金などの共済制度、さらには医療事故はもちろん、それ以外のお困りごとでも随時ご相談いただけるよう、当協会の顧問法律事務所をはじめ、弁護士・税理士・金融関係の諸団体等々の陣容への橋渡しは今後とも力を入れて取り組んでいく所存です。
 役員・事務局員一同、皆さまに寄り添った保険医協会であり続けられるよう尽力いたします。
 周りにまだ保険医協会をご存じでない先生がおられましたら、周知をお願い申し上げます。

勤務医も有益な
共済制度や講習会
総務部会理事 上田 和茂

 保険医協会は開業医の先生方のための組織と捉えられがちかもしれません。しかし私たちは、開業医の先生方のみならず、勤務医の先生方にとっても抱えておられるさまざまな「不安」や「困りごと」を解決できるよう、会員のお一人おひとりに寄り添う、身近で頼りになる存在であり続けたいと考えています。
 勤務医の先生方にお勧めしたい保険医協会の事業の一つは「共済制度」です。この中には、低利な融資制度(新規開業資金・子弟教育資金など)や住宅ローン、手頃な保険料と高額保障のグループ(生命)保険、全国で初めて創設し、2千件以上の医事紛争に対応してきた実績のある医師賠償責任保険などがあります。これらの制度は一般会員よりも会費を安く抑えた共済制度利用勤務医会員としてご利用いただけます。将来開業を考えておられる先生はもちろんのこと、勤務医を継続される先生にも活用いただける制度です。
 “比較的若い年代の時に、保険医協会やこれらの共済制度の存在を知っていれば良かった”との勤務医の先生方の声もいただいています。現在会員の先生方もぜひ若い世代の先生方へ保険医協会のことをご紹介いただければと思います。
 勤務医会員向けの活動をより活性化するために、現時点では会員ではない勤務医の先生方にも加わっていただいて“勤務医委員会”を組織しています。この委員会で勤務医の先生方のニーズを吸い上げて、保険医協会の活動に反映させることを目指しています。新型コロナが感染症5類に移行し、参集しての企画が徐々に再開されている中、日常診療に役立つ保険診療情報の発信や勤務医を対象とした講習会などを企画しています。今後の勤務医会員向けの取組みにご期待いただきたいと思います。活動へのご意見・ご要望ならびにご参加をお待ちしています。

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