安倍晋三元首相の衝撃的な銃撃死から1年が過ぎた。しかし、図らずもクローズアップされた政治家と旧統一教会との癒着疑惑は、一向に解明される様子がない。七十五日を目論んで、ずるずると時間稼ぎをしているのではと勘ぐりたくもなる。一方、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで、世間の人の動きは急速に増加している。最近感じた明暗の事実▼3年振りに地域の基幹病院で救急救命のICLSコースが開催された。常連のインストラクターたちが多数集い、溜まっていたエネルギーを一気に吐き出すかのように生き生きと受講生たちを導いていくさまは、久しぶりに感動を覚えるひとときであった▼翻って我が身はといえば…コロナ中断前まで、このコースでは参加回数トップを誇っていたが、コロナ禍でインストラクションの機会がなく、この3月末で認定が失効してしまい、タスクの一員として裏方を務める身に。まあいい歳にもなったし、世代交代して若者たちをサポートさせてもらいながら、仲間の端くれとしてお付き合いしてもらえれば、よい老化防止にはなるだろう▼実際、これまで支えてもらっていたタスクのメンバーに混じり、立場と視点を変えて携わってみると、いくつも新たな発見があった。悪いが老害だと言われるまでお付き合いさせてもらおう。(呑鉄童)
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