2024年は6年ぶりの診療報酬・介護報酬同時改定となる。協会は、診療報酬改善に向けた会員要請署名運動に取り組む。次回改定に対する会員の声や要求を集約し、改定議論が本格化する前に関係各所に要請したい。
診療報酬改定は14年度以降5回連続して実質マイナス改定となっている。また新型コロナの蔓延による受診抑制や対面診療より安上がりなオンライン診療の広がりで、従前のような診療に戻ることができるか、不安が広がっている。物価高騰への対応や医薬品の流通不安定化の改善も強く求められている。
かかりつけ医の制度化やフリーアクセス制限が議論される中、これを診療報酬の制度の中に絶対に入れさせないようにすることや、新型コロナに係る臨時的な取扱いで明らかとなった院内感染防止対策の恒常化、初・再診料、入院料の引き上げを筆頭に、保険医の多くが望むより良い診療報酬へと改善するよう要求することが必要である。
会員各位には本紙に同封の要請書の趣旨・項目にご理解いただき、ご署名の上、協会宛ファクスでご返送をお願いしたい。
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