適時調査で指摘の多い「様式9」を解説 医療政策セミナー開く  PDF

 協会は会員病院向け企画「医療政策セミナー」として、2月22日に「様式9クラブ―基本編」、3月22日に「様式9マニア―応用編」をそれぞれウェブで開催。延べ364人が参加した。
 「様式9」は、入院料の施設基準届出時に提出する書類で、届出後も看護要員の配置数が、施設基準に定められる必要数などを満たしているかの管理にも用いられる。各種施設基準届出後に、地方厚生局により実地で行われる適時調査時にも適切に管理されているかの確認が行われる。
 しかし「様式9」の作成方法は煩雑で、適切に作成・管理することは難しく、適時調査で誤りを指摘されることが多いことから、今回「様式9」の作成・管理に特化したセミナーを2回にわたり開催した。2月のセミナーは、広く全国の協会・医会の会員病院にも参加を呼び掛け、他府県からは91人の参加があった。
 解説は両日とも協会事務局が担当し、適切な勤務予定・実施表の作成から、エクセル表を用いた「様式9」の入力方法として、時間数の入力方法、申し送りの考え方、会議や研修の時間控除、他部署兼務の取扱い、常勤や夜勤専従者の考え方―などを紹介した。
 2月のセミナー参加者対象のアンケートでは70人が回答を寄せた。今回のセミナーについて「とてもよかった」または「よかった」、また今後同様のセミナーを開催した場合「ぜひ参加したい」または「時間が許す限り参加したい」と全員が回答。非常に好評であった。
 本セミナーの模様は協会ホームページで期間限定で配信しているので、ご活用いただきたい。

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