反核京都医師の会「40年のあゆみ」を発刊 多くの会員の参加を  PDF

 核戦争防止・核兵器廃絶を訴える京都医師の会(反核京都医師の会)は、1982年9月30日に設立総会を開催。以来40年にわたる活動を「40年のあゆみ」として発刊した。同会は、ノーベル平和賞を受賞した核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の京都支部であり、核戦争に反対する医師の会(PANW)にも所属し、両方を兼ねる全国でも稀有な存在として活動している。
 核兵器を巡っては、世界の反核世論におされて核兵器を悪とする禁止条約が昨年発効したが、ロシアによる核の威嚇という厳しい局面にある。
 京都府保険医協会の会員にその活動を知って、加わっていただきたく、本号に入会案内とともに冊子を同封しています(反核医師の会会員には別送)。

米国の核実験に抗議し
「核なき世界」実現求める

 米国が臨界前核実験を2021年の6月と9月に実施したことが報道で明らかとなったことを受けて、反核京都医師の会が抗議文を米国大使館宛に4月28日、送付した。
 核兵器禁止条約が発効してもなお、バイデン政権として、核戦力の近代化を推進する姿勢を示したもので、断じて許すことはできないとした。
 そのうえで、ロシアによるウクライナ侵攻、プーチン大統領の核兵器による威嚇に触れ、「核には核を」の考えが強まることによる世界破滅のリスクを回避し、国際社会の切望する「核兵器なき世界」の実現に向けた取り組みを求めた。

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