複雑な改定を丁寧に解説!4年ぶりに新点数の説明会を開催  PDF

 協会は、22年度診療報酬改定の説明会をウェブを活用して実施。北部会場の福知山市で3月26日に、京都市内では3月27日に「点数表改定のポイント」説明会を開催した。ウェブ参加を含め、参加者は延べ594人となった(本紙第3119号既報)。また、京都市内で4月21日に「新点数運用Q&A・レセプトの記載」説明会を、北部会場の福知山市では4月23日に開催した。ウェブ参加を含め、参加者は延べ281人となった。

 2020年改定時の説明会は新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い中止。今回は両説明会とも、4年ぶりの開催となった。開催に際しては、感染症対策として会場の参加者人数に上限を設け、ウェブ参加との併用とした。
 両説明会とも、保団連発行の『点数表改定のポイント』『新点数運用Q&A・レセプトの記載』をテキストに、協会役員が講師となり解説した。
 3月の説明会では改定内容を入院と入院外の2部構成で説明した。
 4月の説明会では、各地の協会・医会に会員から寄せられている疑問の回答をまとめた保団連独自の疑義解釈を説明。初診料の機能強化加算や外来後発医薬品使用体制加算など施設基準の変更に伴って新たに届出が必要になった点数や、生活習慣病管理料や短期滞在手術等基本料1のように算定する医療機関が増えることが予想される点数、外来感染対策向上加算・感染対策向上加算のようにコロナ禍以降の地域での感染症対策を念頭に置いた点数の新設・変更、加えて一層のコード入力化が進められたレセプト記載要領の変更等、多項目で複雑な改定に伴うさまざまな疑義について丁寧に解説した。
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 両説明会とも、協会ホームページの保険医専用サイトに期間限定で公開しています。復習等にぜひご活用下さい(ログインID・パスワードは本紙1面欄外をご覧下さい)。

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