金融共済だより 金融共済委員会(11/24)の開催状況  PDF

 各地区から選出の委員により、共済制度の健全・安定運営を行っています。
①休補運営分科会
 給付審査2件、加入審査4件を審査し可決
②融資諮問分科会
 今回は案件なし
③保険医年金分科会
 20年度(20年9月1日~21年8月31日)の決算報告概要は次の通り。
 「年金開始前」全国決算は、掛金収入額662億8869万円(対前年比109・1%)で、うち月払掛金433億5369万円(対前年比98・8%)、一時払掛金229億3500万円(対前年比135・6%)だった。京都では、月払掛金収入額9億1968万円(対前年比94・1%)、一時払掛金は3億8500万円(対前年比123・8%)で、掛金合計13億468万円(対前年比101・2%)と増えた。
 全国の脱退一時金は240億5897万円(対前年比84・8%)。京都でも6億5204万円(対前年比97・4%)と支払は減った。
 全国の年度末加入者数は4万3176人、加入口数41万6582口。うち京都の加入者数856人、加入口数9344口。
 「年金開始後」全国年金受給者は、年末には8361人、京都は390人。
 近年の加入人数・口数をみると、月払で減少、一時払は増加の傾向にある。
 保険医年金は、安定性・安全性・自在性に富んだ制度であり、国内生保会社6社の共同受託による運営をしている。20年度は0・148%の配当があり、予定利率1・259%と合わせて1・407%となった。加入者の積立金は、毎年決算時に責任準備金として積み立てられ、「年金開始前」「年金開始後」の全国年末責任準備金は1兆3172億8687万円(対前年比101・9%)、京都では361億1468万円(対前年比97・7%)を確保した。加入者への積立金通知書は11月初旬までに幹事会社から発送した。

予定利率が変更

 今般、受託会社である大樹生命より22年7月1日から予定利率を変更するとの通知を受けた。現在のシェアに基づき計算すると加重平均予定利率は1・259%から1・140%となり、変更日以降の積立金計算から適用される。
 出席の大樹生命担当者からは運用環境、状況等の説明があった。協会からは突然の通知に対して、信頼関係を一方的に壊したことへの遺憾の意を表すとともに、今後も引き続き安定的運用を維持するよう要請した。

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