医師の日常診療・生活を支えます
総務部会理事 曽我部 俊介
会員の先生方には平素より京都府保険医協会の活動にご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。2021年2月末現在、会員数は2308人で、約9割が開業医です。
現在コロナ禍の中で協会活動を行うにあたり、残念ながら勤務医会員が少ないため、実際に病院でコロナ治療を担当しておられる病院勤務医の先生方の現場の声が十分に届いておりません。
最前線でコロナ診療にあたる勤務医の先生方にもぜひとも協会に加わっていただき、地域医療を守る活動へのご協力をお願いしたいと考えています。
また勤務医会員が少ない原因の一つに依然として低い認知度が挙げられます。
保険医協会はその名の通り保険診療を行う保険医の日々の診療・生活を守るための組織です。開業医・勤務医に関わらずみなさまのサポートをさせていただければと存じます。
保険医協会は総務部会・経営部会・医療安全対策部会・政策部会・保険部会からなり、私の所属しております総務部会では地区医師会との連携を強化し、会員とのコミュニケーションを一層深めるため、毎年各地区医師会との懇談会を開催し、各地区の抱える課題・問題点について議論しています。
また、病気等による休業補償制度、京都協会発祥の保険医年金などの共済制度、さらには医療事故はもちろんそれ以外のお困りごとでも随時ご相談いただけるよう、当協会の顧問法律事務所をはじめ、弁護士・税理士・保険金融関係の諸団体等々の陣容への橋渡しに今後とも力を入れて取り組んでいく所存です。
組織拡大に向けてコロナ禍においても共済制度の特長をまとめた勤務医向け院内掲示ポスターを今年度も作成。会員病院に掲示・配布を依頼し、勤務医の先生方への普及を図っています。また新規開業予定者のための講習会も年2回開催し、開業を考えられている先生のお力にもなりたいと考えています。
役員・事務局員一同みなさまに寄り添った保険医協会であり続けられるように尽力させていただきます。周りにまだ保険医協会をご存知でない先生がおられましたらご案内していただきますようお願い申し上げます。
勤務医にも“身近で頼れる”存在です
総務部会理事 上田 和茂
保険医協会は会員の先生方のさまざまな「不安」や「困りごと」を解決することができるよう、会員のお一人おひとりに寄り添う、身近で頼りになる存在であることを目指しています。
勤務医の先生方におすすめできる制度に保険医協会の共済制度があります。この中には、低利な新規開業融資制度や住宅ローン、手ごろな保険料と高額保障のグループ(生命)保険、全国で初めて創設し、2000件以上の医事紛争に対応してきた医師賠償責任保険などが含まれており、一般会員より会費を安く抑えた共済制度利用勤務医会員としてご利用いただくことができます。将来開業を考えておられる先生だけではなく、勤務医を継続される先生にも有用な制度だと思います。
“比較的若い年代の時に、保険医協会や共済制度の存在を知っていればよかった”との声もいただいております。現在会員の先生方もぜひ若い世代の先生方へ保険医協会のことをご紹介いただければと思います。
協会では、より勤務医会員向けの活動を強化するために新たに“勤務医委員会”を組織しました。コロナ渦にあっても京都府内の病院を対象に、リモートを駆使するなどして日常診療に役立つ保険診療情報の発信などを企画しております。今後の勤務医会員向けの取り組みにご期待下さい。活動へのご意見・ご要望やご参加もお待ちしています。