金融共済だより 保険医年金 2018年度決算報告  PDF

 11月20日に金融共済委員会・保険医年金分科会を開催した。本分科会は毎年11月に開催し、保険医年金受託生保各社も参加し、幹事会社の大樹生命から保険医年金の決算報告を受けている。2018年度の決算報告の概要は以下の通り。
 全国の加入状況は、掛金収入額で対前年比102・0%となり、月払が対前年比99・7%、一時払で対前年比107・3%となった。近年の加入人数・口数をみると、月払で減少、一時払は増加。京都でも全国と同じ傾向がみられる。
 加入者の積立金は、毎年決算時に責任準備金として積み立てられており、今年度は約1兆2782億円(対前年比101・7%)を確保している。
 京都は保険医年金の発足協会であり、加入者一人当たりの平均積立金額は全国平均積立額の122・7%と高い。また、京都の1人あたりの加入口数平均についても月払10口、一時払24口であり、全国平均よりも高くなっている。この水準を維持するべく、とりわけ40~50歳代を中心とした比較的若い会員に保険医年金を積極的にPRし、加入者拡大に取り組んでいる。
 保険医年金は協会役員が会員のために作り上げてきた制度であり、安定性・安全性・自在性に富んだ制度である。現在の予定利率は1・259%で、2018年度は0・185%の配当があり、予定利率と合わせて1・444%となった。来春の普及は、2020年4月1日より開始する。ぜひ多くの会員の利用をお願いしたい。

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