愛情込めた部下への指導を 中級コース・接遇マナー研修会  PDF

 「部下・後輩への指導の仕方」を主テーマに協会は、「中級コース」医院・診療所での接遇マナー研修会を11月14日に開催し、13医療機関23人が参加した。協賛は有限会社アミス。㈱JAPAN・SIQ協会の谷洋子氏を講師に、前半は「基本の振返り」、後半は「部下・後輩への指導の仕方」について、講義と参加者同士のロールプレイングを交えながら研修した。スタッフの指導には実力・勇気・愛情(本気)が必要で、コミュニケーションは情報伝達だけでなく、言葉や態度、表情を伴った心を込めた気持ちのやり取りが肝要と述べられた。以下に参加記を掲載する。

人材育成は自己のレベルアップ
松田整形外科医院 西村 美智子(宇治久世)

 医院・診療所での接遇マナー研修会に参加させていただきました。あっという間の2時間でした。現代では接遇(おもてなし)ということがあらゆる場面で、必要とされていることを痛感しており、今回の研修はとても有意義なものとなりました。
 患者さんに対して、どこの医院でもされることは同じであっても、医院によって患者さんが持たれる印象が異なり、また通院したいと思っていただけるのか、もう二度と行きたくないと思われるのか、医院の価値をあげることが大切だと話されました。例えば、待ち時間が長く、患者さんに同じ時間待っていただくにしても、どれくらい待つのかを伝えることが安心へと繋がり、ひと声かけることの大切さを学びました。
 今回は人を教える・人を育てるにはということも話していただきました。教えることは自分自身がレベルアップできること。人を育てる立場は重責であり、大変だと思っていましたが、1対1で教えることは育てる側が学ぶ場でもあるということ。また、教えていく中で叱ることは、育てる側に実力・勇気・愛情が必要で、本気で伝えることが重要であると話していただきました。講師の実体験を踏まえた話では、本気であることが伝われば、相手にも伝わるものなのだと思いました。
 今後、医院のレベルアップを目指していくうえで、スタッフ間や患者さんとのコミュニケーション(言葉・態度・表情)を上手く使い、自分の言葉で想いを伝えていけたらと思います。このような研修に参加させていただきありがとうございました。

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