保険診療 Q&A 382  PDF

性感染症の検査について

 Q、D018細菌培養同定検査は、D023の「2 淋菌核酸検出」、「2 クラミジア・トラコマチス核酸検出」および「4 淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出」と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定(一番高い点数のみ算定)することになるのか。
 A、淋菌およびクラミジア感染を疑って、例えば淋菌およびクラミジア・トラコマチス同時核酸検出と細菌培養同定検査を実施したというのであれば、主たる点数(この場合、淋菌およびクラミジア・トラコマチス同時核酸検出のみ)の算定になります。
 逆に言うと、細菌培養同定検査を淋菌およびクラミジア感染を疑って実施した場合以外は、併せて算定できます。

 【補足】本紙第3043号の「保険診療Q&A」で、薬機法上のタミフルの予防投薬の対象者について掲載しましたが、言葉足らずの点がありました。正確には「予防に用いる場合は、原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族または共同生活者である次の者を対象とする。①高齢者(65歳以上)②慢性呼吸器疾患または慢性心疾患患者③代謝性疾患患者(糖尿病等)④腎機能障害患者(『用法・用量に関連する使用上の注意』の項参照)」となります。

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