厚生労働省は7月25日、中医協・医療機関等における消費税負担に関する分科会で、2016年度「控除対象外消費税の診療報酬による補填状況調査」の結果を発表。補填率は病院85・0%、一般診療所111・2%で、全体での補填率(推計)は約92・5%。併せて14年度調査結果のデータ誤りも報告され、14年度調査での補填率は病院102・4%から82・9%と大きく下回る結果に修正された(診療所106・6%)。修正前の全体の補填率は102・1%、病院、一般診療所は100%を超え、マクロではおおむね補填されているが、補填状況にばらつきが見られるとされていた。
補填不足のまま4年を経過させた国の責任は重い。厚生労働省での原因究明と併せて、一刻も早い補填不足への対応と損税解消策を国に求めたい。
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