「保険で良い歯科医療を」京都連絡会が5月12日、結成総会を開いて活動を開始した。協会は京都府歯科保険医協会からの協力依頼に応えて準備会から参加、渡邉副理事長が世話人に就任した。
結成総会では、京都連絡会結成のあいさつとして秋山和雄歯科協会理事長より、設立の経緯と意義が語られた。1992年のNHK特番で「噛めない、話せない、笑えない入れ歯」のショッキングな映像が映し出され、その原因は低い保険点数にあると指摘して全国運動に発展。「保険で良い入れ歯を」全国連絡会が結成され、2000年に「保険で良い歯科医療を」全国連絡会に名称を変更し、東京、千葉、愛知、長野、兵庫、大阪、大分で連絡会が結成されている。京都は8番目の連絡会として結成。社会保障充実の一環として、国民が安心して保険で良い医療を受けられる制度に変えていく意義を訴えた。
総会では、宇佐美宏保団連歯科代表や雨松真希人全国連絡会代表、山本和嘉子衆院議員などが来賓あいさつし、今後の活動方針などが承認された。代表世話人に秋山氏が就任することも承認された。
約120人が参加した市民講演会は「普遍的な老化をどう乗り越えるか?」をテーマに歯科医師・宝田恭子氏が講演。その後、祝賀会が開催された。