病院勤務医の長時間労働を是正するにはどうすればよいかについては、最も多かったのは「地域で必要な医師の確保」の75%、次いで「それを維持できる診療報酬の確保」68%、「地域医療連携の構築」も57%あった。一方で、応召義務の検討は36%、看護師等への業務移管や共同化は29%に止まった(図)。
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日本医師会は4月11日、同会の「医師の働き方検討委員会」がまとめた答申を発表。医師の時間外労働時間上限(医師の特別条項)については「医療界が意見集約して時間設定することが妥当」との考えを示した。この間、協会と地区医師会との懇談でも、懸念するさまざまな意見をいただいている。協会としてもこうした意見を参考に考え方を取りまとめていきたい。
図 病院勤務医の長時間労働を是正するには