協会活用のススメ 京都府保険医協会 理事 福山正紀  PDF

 京都府保険医協会総務部会理事を拝命して約8カ月が経過した。過去6年間(2003年~2008年)医療安全対策部会理事の経験の後、8年振りに理事へ復帰した上で、協会の諸活動を外からと内からの両側面において再認識した。
 すなわち一会員として日頃目にしているのは協会活動のごく一部であり、今般改めて理事として、その幅広さと奥深さを感ずることとなったのである。
 当協会では、我々医師そして府市民の生活全般にわたる諸活動を五つの部会を通して行っており、講習会・講演会・シンポジウム・個別相談等々、多数の企画運営がなされている。
 保険部会では、2年ごとの診療報酬改定への取り組みをはじめ、保険請求の各種事務取扱い業務、審査・指導・監査への各種支援、さらには診療内容の向上に資するべく研究会等が開催されている。
 経営部会は、金融・共済・労務管理等医業経営にとって欠かすべからざる活動を行っており、新規開業等での支援に関して極めて身近な活動内容と言えるのではなかろうか。
 医療安全対策部会は、我が古巣でもあるが、地味ながらまさに「困ったときの支え」としての諸活動を長年にわたり続けているものであり、京都のみならず全国的にも先駆けとしての実績を有しているが、医療事故全般の相談・支援とともに予防啓発にも力点を置き活動しているところである。
 政策部会は、本協会の特徴的活動の一つといえるものであり、良い医療を提供するための医療政策上の提言のみならず、医療人として避けては通れない安全・安心な生活を保障するための福祉・社会保障・環境・エネルギー問題等々に幅広い活動を行っている。
 総務部会としては、医師とご家族のプライベートライフの更なる充実を図るべく多数の企画・活動を行っている他、総会運営、地区医師会等の懇談にも関与しており、協会が会員の方々に一層身近な存在となるべく、皆様のお声を拝聴したいと考えている。
 今後は、勤務医の方々の種々の需要・ご要望へ更にお応えするべく、また開院時のみならず廃院・閉院時の手続き等への援助など、理事・事務局員一同、きめ細やかで、困った時・いざという時に役に立つ協会であり続けたいと考えているところであり、諸氏のご活用・ご入会をお待ちしている。

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