医師の働き方改革が、医療界の焦点になっている。厚生労働省は2017年8月2日、医師の働き方改革に関する検討会(座長・岩村正彦東京大学大学院法学政治学研究科教授)を立ち上げ、すでに7回の会合を開催。第6回会合(1月15日)では「中間的な論点整理」を確認した。
安倍政権は「働き方改革」を「一億総活躍社会」の実現に向けた「最大のチャレンジ」と位置付け、16年9月に「働き方改革実現会議」を設置、同会議による「働き方改革実行計画」が翌年3月28日に決定した。これを基に厚生労働省が「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱」を作成、同省労働政策審議会がこれを了承し、開会中の通常国会への提出を予定する。労働基準法、労働安全衛生法、じん肺法、労働時間等の設定の改善に関する特別措置法、短期間労働者の雇用管理の改善等に関する法律、労働者派遣事業の適正な運営の確保および派遣労働者の保護等に関する法律、労働契約法、雇用対策法が含まれる一括法案である。
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