受診の際、当日払わなかった患者があった割合は58%だが、1年以内に19%が回収できたので、できなかったのは40%(17件)(図1)。前回(2012年度地区懇アンケート)は診療所62%、病院97%であったので、今回はそれを下回った。
金額では1万円未満が11件で、1万円以上5万円未満が3件。それ以上は多い順に100万円(病院)、23万円(診療所)、17万円(病院)と続く。
この傾向は以前と比べると、「変わらない」17、「減っている」3、「増えている」1であった。
未収金の回収方法で最も多いのは電話催告13(30%)、次いで「何もしていない」7(16%)、「文書催告」6(14%)、「弁護士に依頼」も1あった。「善管注意義務注1)を果たして保険者徴収を依頼」「外部業者に依頼」は0件だった。
未収金の発生理由をどう考えるかについては、「突発的事態」が47%、「資格喪失」が35%、「支払う意思なし」が14%、「生活困窮」が9%、「外国人旅行者」が2%であった(図2)。前回の設問になかった「資格喪失」「外国人旅行者」について前者は頻発しているが後者はそう高くないといえる。
未収金問題の解決に向けて望むことは、「保険者の責任で被保険者から徴収し、医療機関に支払う制度運用」が47%、「自己負担割合の引き下げ」が9%。
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