福島第一原発事故の被災者を対象に、協会と京都民医連、内部被曝から子どもを守る会・関西が実行委員会となって行っている避難者集団健診を12月3日、太子道診療所で開催。受診者は49人となった。協会からも健診医を派遣しており、17年度は環境対策委員の山本昭郎氏(下京西部)に協力いただいた。
エコー判定結果は結節やのう胞なしのA1が12人(24・4%)、5・0㎜以下の結節や20・0㎜以下ののう胞が認められるA2が35人(71・4%)、5・1㎜以上の結節や20・1㎜以上ののう胞が認められるB判定が2人(4・0%)で、健診開始から初めてB判定が発生しており、速やかに専門医を紹介した。また、年々A2の比率が上昇しているが、年齢による変化が大きいと考えられる。ただちに2次検査を要するC判定はなかった。
当日は健診だけでなく、交流も目的の一つとし、アロマハンドマッサージなどのブースを設けている。さらに、医療のみならず、法律、教育などの専門家を配置し、相談を受け付けている。例年、交流スペースは子どもたち向けに映画などを上映していることもあり、人気だ。
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