結成30年目の反核医師のつどい 核禁条約や平和賞受賞を力に  PDF

 第28回反核医師のつどいin東京が11月4日、5日の両日、東京で開催された。全国から194人の医師・医学者らが集い核廃絶に向けた交流を行った。
 核戦争に反対する医師の会(反核医師の会)は結成30年にあたり、つどいでその歴史を振り返りながら、改めて核兵器の廃絶と核発電所の廃炉を求めて奮闘する決意をアピールに込めて採択した。
 シンポジウム「核兵器禁止条約から核兵器の廃絶を」では、ICAN国際運営委員の川崎哲氏が核兵器禁止条約の成立の意義と今後の課題を語り、12月に行われるICANのノーベル平和賞受賞を好機に訴えを行っていこうと述べた。日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希氏が「自らを救い人類の危機を救う」被爆者の決意を訴えた。さらにヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダーの林田光弘氏が核兵器廃絶の運動を一般化していくためには広島・長崎の「原爆」と現在の「核兵器」を繋いで考えることが重要だと強調した。
 また、今年IPPNW日本支部代表支部長に就任した日本医師会長の横倉義武氏やICAN創設者のひとりでIPPNW共同代表のティルマン・ラフ氏、韓国反核医師の会などからメッセージが届いた。

ページの先頭へ