★私のこだわり プラントベースホールフード 鈴木 晴恵(東山)  PDF

 「プラントベースホールフード」という言葉をご存知でしょうか。Plant base whole food(PBWF)植物性の食材を可能な限り精製加工しないで食べるということです。ヴィーガンという言葉や意味は浸透しつつありますがPBWFはまだ周知されていないので初耳であっても当然です。
 ヴィーガンは動物性の食材を食べない。PBWFは植物性の食材を可能な限り精製加工しないで食べる。二者には食べ物と健康を考える上で大きな違いがあります。白米ではなく玄米、オリーブオイルではなくオリーブの実を食べる。これがPBWFです。動物性食材を排除しても精製加工された食べ物を食べていては食で健康を獲得するという意味では不十分です。
 2011年3月11日の原発事故をきっかけに、食の安全を考える機会を与えられました。食事を見直し、身体に良い食についてあらゆる分野を学び、食べ物で病気を予防し治療するPBWFという食べ方にたどり着きました。
 「制限が多い」「美味しくない」「ストイック」という言葉が聞こえてきそうですが、私はこの生活を始めてから、以前より豊かに美味しく食べるようになったし、以前と比べものにならないくらい体調が良いのです。そのことを知っていただきたくてPBWFを美味しく召し上がっていただくためのCaf■「CHOICE」を診療所に併設して運営しています。
 でもやっぱり小難しい。と思われた皆様、日本が世界に誇るPBWFを忘れていませんか? そばの実をそのまま製粉したそば粉だけで打った十割蕎麦は立派なPBWFです。
 十割蕎麦はお出汁に動物性のものを使用しなければヴィーガンなので、京都はもちろん他の都市に出向く先々でも蕎麦を食べ歩き、その奥深さに感動していました。そんな蕎麦が好きすぎる私を見てCHOICEのシェフが蕎麦をメニュー化してくれました。厳選したそば粉を仕入れ、お店で蕎麦を打ってくれているのです。お美味しいお蕎麦屋さんを転々としていた私が自信をもって言います。CHOICEのお蕎麦が一番美味しい!

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